MISSION

• 市民へのがんの知識の普及、検診や人間ドックの必要性の啓発を行います。
• 「さまざまな立場から患者さんを支える」を目標に、適切で価値のある支援を目指します。
• 医療従事者に対する教育支援、がん研究への助成を行います｡
• 関係機関との連携・助言・情報提供、行政機関との協調・連絡を行います。
• すべての人へ、文化・芸術・スポーツの振興を図る活動、国際交流活動を通しての、がんについての正しい知識の普及啓発運動を推進します。
• 先進がん治療法の医療者・学生を対象とした教育活動及び支援事業を行います。
  

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GREETINGS

理事長よりご挨拶

「健康寿命の更なる延伸を」

私の父は50歳の時に「肝臓がん」で手術もできない位進行していて結局そのまま自宅に戻り数週間後に永眠しました。
それは私が3歳の時で、もう70年余が過ぎておりますが、私の記憶には3つの光景が今でも残っています。
太田市の病院の病室の前に見た線路（東武鉄道）、病室のベッドで父にあめ玉を口に入れたこと、自宅に戻り家族でリヤカーに乗せ自分の農地を見学したときの出発の光景です。

今では検診も充実され、医療技術も向上しそんな体験ができていれば少なくとも「肝臓がん」は克服できたかも知れないと思いつつ、自分が50歳を超えたときは感慨深い気持ちにもなりました。

ＮＰＯ法人群馬がんアカデミーは群馬大学医学部総合外科内に設置され、2004（平成16）年12月14日に認証され様々な活動を展開し今日に至っております。

基本的なコンセプトは､定款にも規定しているように「共に学び、共に支えるがんケアの実現へ」であります。そして一番の目的は「さまざまな立場から患者さんを支える」という趣旨で活動しております。

初代理事長は群馬大学医学部総合外科の主任教授を務め､消化器外科医として全国に名を馳せている桑野博行先生がまとめてきたところですが、平成26年に桑野先生から所轄庁の指導で群大の外部の人に理事長職をとのことで私が引き継ぐことになりました。

私は事務屋で群馬県庁で主に保健・医療・福祉の仕事をしてきたところですが、やはり健康は生まれたときから天寿を全うするまで､正に「健康寿命の延伸」が今日の大きな課題と思っております。

よく「患者の二人に１人はがん患者、死亡者の三人に１人はがん患者」と言われており、その予防から治療までさまざまな課題がありますが、多くの研究者や医療従事者、企業等がその解決に向けてご尽力いただいております。

群馬がんアカデミーの当面の課題としてこれらの目的を達成するためには、
①会員を増やしていくこと
②広報紙を発行し会員相互の交流や有益な情報を提供すること
③必要に応じて公開講座等を開催し､特に治療等で困っている方々への支援を行うこと
を少しでも実行できればと考えております。

皆様のご理解とご支援をお願いしましてご挨拶とさせていただきます。

　　ＮＰＯ法人群馬がんアカデミー理事長　小出　省司