中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ” ~生きるたのしみ、働くよろこび~ 採択のお知らせ

中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ” ~生きるたのしみ、働くよろこび~ 採択のお知らせ

特定非営利活動法人群馬がんアカデミーは、この度、中央労働金庫が実施する「中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ” ~生きるたのしみ、働くよろこび~」に採択されましたことをお知らせいたします。

中央ろうきんの助成制度は、「生きるたのしみ」と「働くよろこび」をテーマに、非営利組織のユニークで新しい試みやチャレンジを応援するものです。この助成制度に採択されたことにより、新規プロジェクト挑戦の機会を得ることができました。

当団体は、関連医療機関と連携し、小児病棟に入院中の治療過程で髪を失った子供たちに対して、「こころとあたまをやさしくつつむヘッドスカーフ」を届ける事業を行います。
このヘッドスカーフは、群馬県内の繊維産業の専門家やデザイナーと協力し、上質なシルクを使用して子供たちが心地よく身につけられるよう、デザインと快適性を追求して開発されます。

ヘッドスカーフの製造プロセスは映像作品化され、その映像を通じて製作に関わる“働く人々”の情熱と創造性、そして子供たちへの「想い」を伝えます。
この映像は、群馬県の誇るべき養蚕・繊維産業の技術にも焦点を当て、製作過程を詳細に示すことで、地域の誇りと技術の高さを広く伝えることを目指しています。

この事業の意義は、単にヘッドスカーフを届けることにとどまりません。製作過程に関わる多くの働く大人たちの「想い」とともに、ヘッドスカーフが子供たちのあたまをやさしく包み、彼らの心に寄り添うことを目的としています。受け取った子供たちの感想は製作側に伝えられ、製作者と受益者の心のつながりを広げることで、相互の関係性を深めます。

さらに、このプロジェクトを通じて、群馬県の伝統的な繊維産業の技術や魅力を再認識し、その価値を次世代へと伝える一助となることを期待しています。

特定非営利活動法人群馬がんアカデミーは、本助成制度への採択を受けて、より一層の努力を重ね、髪を失った子供たちが「こころとあたまをやさしくつつむヘッドスカーフ」を通じて、少しでも安心して治療に臨める環境を提供することを目指します。また、群馬県の繊維産業の魅力を広く発信し、地域社会と連携して活動を推進してまいります。

今後とも、特定非営利活動法人群馬がんアカデミーの活動へのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。