『小児病棟へ届ける音楽の時間』ソニー音楽財団「子ども音楽基金」採択のお知らせ

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『小児病棟へ届ける音楽の時間』がソニー音楽財団助成事業に採択されました

特定非営利活動法人 群馬がんアカデミーが取り組む新しいプロジェクト「小児病棟へ届ける音楽の時間」が、このたびソニー音楽財団2025年度助成事業に採択されました。

『小児病棟へ届ける音楽の時間』は、入院中の子どもたちが病棟で楽しめる音楽の時間を提供することを目的としたプロジェクトです。プロの演奏家や学生オーケストラと協力し、生演奏での院内コンサートや楽器体験ワークショップを開催します。

音楽とは本来、人間の根源的な表現行為です。それは言語以前の感情を伝える手段であり、個人の境界を越えて共感という橋を架ける芸術です。生の音楽に触れる体験は、今この瞬間を生きることを再認識する機会でもあります。楽器の振動が身体に伝わる瞬間、演奏者と聴き手の間に生まれる見えない対話、そして音が消えた後の余韻、そのすべてが、子どもたちの感性に深く響きます。一つの旋律が、時として言葉では伝わらない心の奥底に届くことがあります。

今回の助成採択は、活動の拡充だけでなく、病棟での音楽体験をより継続的に提供できる基盤となります。

私たちは、音楽という普遍的言語を通じて、子どもたち一人ひとりの創造力や感性を育み、生きることの喜びを感じられる場をさらに広げてまいります。今後も、演奏家や学生、医療スタッフの協力のもと、病棟で過ごす子どもたちにとって心豊かな時間を届ける活動を続けてまいります。

小児病棟に届ける音楽の時間

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