第6回「小児病棟のこどもたちへ届ける音楽の時間」を開催いたしました。

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クラヴィコードの音色を楽しもう!
第6回2025年12月18日(木)15:00~
出演:クラヴィコード 筒井 一貴
公益財団法人ソニー音楽財団「子ども音楽基金」の助成を受け、2025年12月18日(木)、群馬大学医学部附属病院小児病棟にて、第6回「小児病棟のこどもたちへ届ける音楽の時間」を開催いたしました。
本公演では、クラヴィコード奏者・筒井一貴氏をお迎えし、18世紀ヨーロッパで親しまれていた鍵盤楽器「クラヴィコード」による演奏をお届けしました。現代では演奏に触れる機会の少ないこの楽器は、きわめて繊細で内省的な音色を持ち、その軽やかさと気品に満ちた響きは、まるで当時のヨーロッパへと時間旅行をするかのような感覚を呼び起こします。
演奏が始まると、会場は自然と静まり返り、子どもたちや付き添いのご家族、医療スタッフの方々が、音の一つひとつに耳を澄ます時間となりました。小さな音量だからこそ生まれる集中と静寂の中で、音楽がもつ本質的な力が、穏やかに共有されていく様子が印象的でした。世界が騒がしく感じられる日常とは対照的に、「聴くこと」そのものに向き合う、かけがえのないひとときとなりました。
当日は、モーツァルトの神童時代の作品をはじめ、J.C.バッハ、ハイドンといった作曲家のソナタが演奏され、当時の音楽文化やサロン的な親密さを、クラヴィコードならではの音色で体感する貴重な機会となりました。また、使用された楽器はモーツァルトの旅行用クラヴィコードをモデルとしたものであり、音楽史の息づかいをより身近に感じられる演奏会となりました。
本公演は、子どもたちにとってはもちろん、演奏者や関係者にとっても、音楽の原点にあらためて立ち返る機会となりました。このような豊かな時間を実現することができましたのも、公益財団法人ソニー音楽財団「子ども音楽基金」のご支援、ならびに病院関係者の皆さまのご理解とご協力の賜物です。心より感謝申し上げます。
2025年12月18日(木)15:00~
出演:クラヴィコード 筒井 一貴

W. A. モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791) :
*神童時代の作品の数々
K.3, K.4, K.5 (1762年)
ロンドンの楽譜帳 K.15 から (1763年)
K.9a(5a) (1764年)
J. C. バッハ
Johann Christian Bach (1735-1782) :
ソナタ Op.5-3 ト長調
Allegro
Allegretto
J. ハイドン
Joseph Haydn (1732-1809) :
ソナタ Hob.XVI/6 ト長調
Allegro
MINUET - TRIO - MINUET
Adagio
FINALE Allegro molto
<使用楽器>
モーツァルトの旅行用クラヴィコード(Johann Andreas Stein, 1763)
by Alfons Huber & Albrecht Czernin (2002年, Austria)
54鍵(C-f’’’) 筒井 一貴 様 所蔵
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