第15回手術基本手技講習会を開催しました
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第15回手術基本手技講習会を開催しました

令和7年5月31日(土)に群馬大学医学部附属病院外科診療センター主催で、「第15回手術基本手技講習会」を開催しました。2015年から開始した本会ですが、新型コロナウイルス感染症の影響で約2年間のブランクがありましたが、10年目を迎えることができました。2023年から学生と初期研修医に対象を分けて開催しており、今回は医学部1年生から6年生までを対象として、48名にご参加いただき、無事に講習会を開催することができました。講習会の内容としては、新たな試みとして5・6年生にはロボット支援システムであるDa Vinciの実機を操作してもらい、結紮や縫合を行ってもらいました。1-4年生は①電気メスブース、②結紮ブース、③鏡視下ブース、④縫合ブースの4つのブースに分かれて、30分ごとに全ブースをローテーションしていただきました。ダヴィンチのシミュレーターやLapVRも使用し、最新の手術機器も体験していただきました。各ブースでは、外科診療センター(乳腺内分泌外科、循環器外科、呼吸器外科、肝胆膵外科、消化管外科、小児外科、形成外科)から参加した38名の講師の先生とほぼマンツーマンでじっくりと手術手技のトレーニングを指導していただき、外科にまつわる話や質疑応答もありました。
一人でも多くの医学生や初期研修医に外科の魅力を体感していただきたいとの思いで始めた講習会ですが、ご参加いただいた医学生の真剣で楽しそうな姿をみて、とても意義深く・魅力を伝えられた講習会になったと感じました。
令和7年8月2日(土)に初期研修医の先生方を対象に「第16回手術基本手技講習会」を開催する予定です。このような講習会を通して、群馬県の外科志望者の増加、ひいては外科全体の医療技術水準を底上げし、患者さんへと還元できるよう全力を尽くしていきたいと考えています。




参加者のアンケート結果









1-4年生 参加者のリアルな感想
・丁寧に寄り添いながらたくさん質問に答えて頂けて、分かりやすく楽しかったから。
・縫合の仕方や実際の機械に触れられた貴重な体験だった。外科の具体的なイメージができた。
・実際の医療現場でどう使われているかなどを教えていだだけたのがとてもありがたかったです。
・ダヴィンチ使ってみたかった。
・鏡視下が、難しくもっと長い時間やりたかったです。また挑戦したいです。上級生になったらまたブースが変わるので、参加したいです。
・自分と同じ方向に立って教えていただく指導方法が分かりやすかった。
・講義で学んだことと繋がる部分があり学習にも興味が湧きました。参加してよかったです。
・結紮をもっと長くやりたかったので、もう少し時間があっても良いです。
・手技を学ぶことで、診療科選びの参考となり、将来役に立つ実践的な手技を学ぶことが出来た。
・今まで経験したことがないことができてよかった。どの先生も丁寧で熱心だった。
・外科について知る良い機会だった。実際の先生と話せるのも1年にとっては貴重。
・先生方が非常に優しく、丁寧に、一回ではわからないところは複数回にわたって教えていただきました。初めて挑戦することが多く緊張しましたが、楽しかったです。外科への興味が出ました。ありがとうございました。
・手先が不器用だから外科系に進むことはできないだろうと考えていたが、講習会に参加したことで、意外と練習すればできるようになることを実感し、外科系に進むことを考えるようになった。すごくいい経験ができ、とても楽しかった。 外科医にすごく興味があるので、体験することができてよかった。
・普段は教養科目の座学が多いので、実際に技術系をやるのが新鮮で楽しかったです。なかなか手技に触れる機会がないので、自分の夢を再確認することができる良い機会だったと思っております。
手技を行えて楽しかったです。
・講師の方々の分かりやすい説明で、針の持ち方や縫う時のポイント、結紮の仕方、抜糸の仕方などを学べた充実した時間だったから。また、1年生のうちは実習などの専門的なことを学ばないので、講習会はモチベーションを上げるという意味でもいい機会だったから。
・まず単純に楽しかった。すぐにためになるかどうかはわからないけど、外科や手術に対して親近感が湧いたし、そういうことに関する講義を受けることになったらすごく能動的に受けることが出来ると思う。
・外科の楽しさを医師の方々とお話ししながら実際に体験でき、今後のモチベーションがとても上がったから。
・とても楽しく、優秀な外科医の方々からご講義いただける貴重な体験だった
・勝手に外科は向いてないと思っていたが、実際にやってみたり話を聞くことで興味を持ったから。
・基本的な技術を実際に体験することができたから。成功した際の嬉しさや、もっと上手になりたいという向上心が強く芽生え、とても楽しかった。
・実際に体験できることがなかなかないのでとても良かった。講師の先生にマンツーマンで教えもらえるのが贅沢すぎた。
・生まれて初めての経験であり、憧れていた縫合などをすることができ、とても楽しかったし有意義だったから。
②5-6年生アンケート回答 17名







5-6年生 参加者のリアルな感想
・ポリクリでは見るだけだった手技を自分の手で体験することができ、手技の楽しさを知ることができた。外科の先生方のご経験を聞くことができたことが良かったです。
・これだけ集中してさまざまな手技を先生方から教わる機会がないからです。
・da Vinci体験が良かった。
・短い時間ではあるが、実習でも経験が難しい様々な体験ができたため、とても楽しかった。
・普段できないことができて面白かった。
・先生方が丁寧に教えてくださり大変勉強になりました。いろいろとお話もできて楽しかったです。
・電メスやda Vinciなど、実習で経験できない手技が体験できた。参加して良かったです。
・ポリクリでは電気メスやダヴィンチの取扱いについて経験する機会がないので非常に勉強になった。
・手技の練習のみならず、外科の先生方とたくさんお話しできたのでよかったです。
・想像以上に全ての手技が難しかったですが、先生方がその都度実演してくださったのでわからないことを分からないままにせずに進めました。
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2025年手術基本手技講習会委員 岡田拓久、栗山健吾、星野弘毅、片山千佳、吉川良平、青木麻由、山田有実、河原凜太朗、髙橋佳代子、三原光子