「第8回 次世代の臨床外科医のための特別セミナー」参加報告

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参加報告(加藤 隆二 助教・片山 千佳 医員)

「第8回 次世代の臨床外科医のための特別セミナー」参加報告

2020年2月1日~2日に東京品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された、第8回次世代の臨床外科医のための特別セミナーに参加させていただきました。全国から若手医師を中心に約150人を超える参加者が集まりました。同世代との交流にとどまらずロールモデルとなる指導的立場の先生方から貴重なお話を伺うことができた2日間でした。参加者には研修医が15%程度の割合で含まれており、外科医師としての魅力を発信する場にもなっていました。

1日目は厚生労働省の迫井正深先生より「これからの医療、そして若き外科医の皆さんへ」、東北大学の中川敦寛先生より「外科医による医療イノベーション」をテーマにした講演がありました。外科医の働き方の現状や改善点、待遇などの環境面に関することから、外科医としての物事を考える視点の重要性など、臨床知識だけでなく職業としての外科医を考える機会になりました。手術手技パネルでは胃癌、大腸癌、胆嚢、鼠経ヘルニアの4領域のビデオセッションがありました。総合司会として刈谷豊田総合病院の早川哲史先生が進行され、各セッションにつき若手外科医のプレゼンターと、その領域のスペシャリストの先生方による指導という形式で進められました。だれもが抱く疑問に対して丁寧な解説がなされ、明日からの臨床にすぐにも活かせる内容でありました。

2日目は「私が理想とする外科医」というテーマで光仁会第一病院の杉原健一先生、国立病院機構九州医療センターの森田茂樹先生、長崎みなとメディカルセンターの兼松隆之先生の講演がありました。それぞれの先生方の外科医として働いていくなかでのキャリアの重ね方や考え方など、具体的なロールモデルを示してもらうことで、自分の将来を考える機会になりました。ランチョンセミナーでは「外科医が知っておくべき感染対策」について兵庫医科大学の竹末芳生先生より講義がありました。術前・術中・術後における感染対策について、わかりやすく最新の知見を含めて、学ぶことができました。

今回のセミナーで得られた知識を今後の診療に役立てていきたいと思います。最後になりますが、この度はこのような有意義なセミナーに参加する機会を頂き、群馬大学大学院総合外科学教授の調憲先生、阿部知伸先生、佐伯浩司先生、群馬県臨床外科学会会員の皆様に心より感謝申し上げます。

消化管外科(大腸) 助教 加藤 隆二、医員 片山 千佳

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